敷人の誕生日

僕の名前は『敷人』。10歳の小学生。僕には夢がある。

それは大勢の大人の女性に全身に乗られ、圧迫され、全員分の体重を感じながら、ペチャンコに潰されるということだ。
特に、顔は椅子のように扱われて、長時間座られ、無視されたいと思っている。


その感触、圧迫感、重みを想像するだけで、興奮してしまう。
でも、ただやられるだけではダメだ。僕だって抵抗する。全力で暴れ、もがき、苦しみ、悶える。
しかし、どんなにあがいても、大人の女性の力にはかなわない。圧倒的な力の差を見せつけられ、なす術もなく蹂躙されるのだ。
そして、最終的には息ができなくなって窒息死する。そんな妄想をノートに書き込んでいる。

そして、今日も学校に向かう。

授業を受けている間も、ずっと妄想していた。
学校の先生達は全員女性だから、妄想する時は、いつも大勢の先生が登場する。
休み時間などは、スマホを片手に、先生達のお尻や足の写真、動画を撮りに歩き回る。
家に帰ってから、じっくり楽しむためだ。

放課後になり、足早に帰宅する。そして、玄関を開けると、すぐに異変に気付いた。
玄関には女性物の靴が沢山並んでいる。
僕の衝動が掻き立てられた。
何足かの靴の匂いを嗅いでみた。
どれも、蒸れたような汗の匂いや、女性特有の甘酸っぱい匂いなどが混じり合い、何とも言えない香りを放っていた。
そして、リビングに行くと、そこには6人の女性がいた。
みんな母親と同じくらいの年齢のようだ。多分、35歳くらいだろう。おまけに美人揃いだ。

彼女たちは、僕を見ると、一斉に話しかけてきた。
「あら、敷人君、こんにちは」


僕は、突然のことに驚きながらも、挨拶を返す。
「あ、こ、こんにちは」


僕がそう言うと、彼女たちは、僕に話しかけてきた。
「敷人君は何歳なの?」


「10歳です」


「そうなんだ、私達ね、お母さんの友達なんだけど、遊びに来たら、今日はあなたの誕生日だって聞いたの。プレゼント用意してなかったから、今から買いに行こう!何が欲しい?」


彼女は、そう言うと、僕の手を引いて玄関に向かう。
「ぼ、僕は……」


僕が戸惑っていると、他の女性たちも、僕の腕を掴み出かけようとする。
「あのぉ、僕は物とか.....いらないです」
僕がそう言うと、彼女たちは驚いたような顔をした。
しかし、すぐに笑顔に戻り、僕に言う。


「遠慮しなくていいのよ?せっかく皆いるんだから、欲しいもの言ってみて?」
そう言われ、僕は悩んだ末に答えた。


「えっと……物じゃなくて....そのぉ、何て言うか....」
僕が口籠もっていると、彼女たちは、僕の顔を覗き込み、言う。


「ん?何が欲しいの?」
僕は意を決して言った。


「僕、皆さん全員の体重が欲しいです」
僕がそう言うと、彼女たちは、キョトンとした顔をした。


「え?それってどういう意味?」
僕は、恥ずかしくて俯いてしまう。


すると、別の女性が僕に近づいてきて言った。
「ねぇ、詳しく聞かせてもらえる?」
僕は、小さく頷いた。


「えっと、僕、大人の女性の体重で潰されたり圧迫されたりすることに興味があって……それで、特に大きなお尻で、顔を押し潰されてみたいんです」
僕がそう言うと、彼女たちは驚いたような顔をした。


「へぇ、そうなんだぁ」
そして、1人の女性が僕に尋ねる。


「敷人君は、女の子の体重で潰されたいってこと?」
僕は小さく頷いた。すると、別の女性が口を開く。


「うーん、それはちょっと難しいかもなぁ」
すると、他の女性たちも同意するように頷いた。


「そうよねぇ、私たちみんな女性にしては結構重い方だと思うし」


「それに、10歳の男の子の顔って小さいから、私たちのお尻で潰れちゃうかも。下手したら窒息死しちゃうかもね?」


「そうそう、敷人君は10歳だし、まだ小さいんだから、もっと大きくならないとね」
僕は、それを聞いて絶望した。やはり、潰してもらうのは無理なのか……そう思った時だった。
突然、背後から声がした。振り返ると、そこにはお母さんがいた。


「あら、もう仲良くなったの?今日はあんたの誕生日だから、ケーキ作ってるのよ。もう少しで出来上るから、後でみんなで食べましょ?」
そう言うと、お母さんはキッチンへと戻っていった。
そして、彼女たちの方を見ると、何やら話し合っているようだった。


「ねえ、この子の夢を叶えてあげようよ」
誰かがそう言った。すると、他の女性たちも口々に言う。


「そうね、せっかくの誕生日なんだし、プレゼントしてあげましょうよ?私達はただ座ってればいいんだし、お金かかんないしね?」


「そうね、それにこの子も喜ぶと思うし」
僕は驚いた。まさか、本当に叶えてくれるとは思っていなかったからだ。そして、彼女たちは僕の方を見て言った。


「ねえ、敷人君。私達が敷人君の夢を叶えてあげるよ」


「ほ、本当ですか!?本当にみんなで僕を潰してくれるんですか?」
僕は思わず大声を出した。すると、彼女たちは微笑みながら言う。


「あ、でもそんな事したらお母さんに怒られちゃうわよ?」


「そうよね、敷人君の願望を、お母さんは当然知らないでしょ?」


「じゃ、僕、あとでお母さんに打ち明けてみるよ」


「えっ、大丈夫なの?」


「うん、多分大丈夫だと思う」


「そう、ならいいけど……」


僕は、期待に胸を膨らませながら、リビングに戻った。そして、お母さんの手伝いをしながら、機会を伺うことにした。
しかし、なかなかその機会は訪れなかった。やがて夜になり、夕食の時間になった。
お母さんが作ってくれた料理をみんなで食べながら、僕はタイミングを伺っていた。
すると、不意にお母さんが言った。


「ねえ、敷人。そういえば、さっき言ってたプレゼントだけど、何が欲しい?」
僕は、ここだ!と思った。すかさず、お母さんにお願いする


「あ、あのね、物じゃないんだけど、どうしても欲しいものがあるんだ」
僕がそう言うと、お母さんは首を傾げた。


「あら、何が欲しいの?」
僕はドキドキしながら答える。


「あのぉ、僕、みんなの体重が欲しいんだ」
僕がそう言うと、驚いたような顔をした。
そして、お母さんが言う。


「えっ、体重?どうして?」
僕は、意を決して言う。


「僕、大勢の大人の女性の体重で潰されたいんだ……それで、特に大きなお尻で、顔を押し潰されてみたい。僕の顔をただの椅子として使って欲しい。僕、物になりたいんだ」
僕がそう言うと、お母さんは驚いたような顔をした。


「物になりたいって、敷人、あんた何を言って……」
お母さんがそう言いかけると、他の女性達が、お母さんに言う。


「私達もさっき聞いたんだけど、ドМみたいね」


「そうなのよ、だから、大きなお尻で押し潰して欲しいみたい」
お母さんは、困惑した様子で言う。


「敷人、本当にそれでいいの?」
僕は、大きく頷いた。


「うん、お願い!最高のプレゼントになるよ」
僕がそう言うと、お母さんはため息をついた。


「はぁ、わかったわ。じゃあ、どんな風にすればいいの?」
僕は、待ち望んでいた言葉を聞いた。そして、満面の笑みで答える。


「うん、まず一人ずつ僕の顔に全体重で座ってくれる?あとは、僕が苦しくてもがいても、一切無視して座り続けて欲しい。それを1分交代でみんなにして欲しい」
僕がそう言うと、お母さんは呆れた様子で言った。


「あんた、本当にそれでいいの?」
僕は、大きく頷いた。


「うん、座る時は、本当の椅子だと思って乱暴に座って!その方が、『物』になった気がするから」
僕がそう言うと、お母さんはため息をつきながら、他の女性たちに目配せをした。そして、女性たちが順番に僕の顔に座る準備を始める。
僕は急いでソファーの上で仰向けになった。
お母さんは、他の女性たちに目配せすると、僕の顔に座るように指示を出した。


「乱暴に座った方が良いんだよね?」


「じゃあ、遠慮なくいくわよ?」


「敷人君、覚悟してね」
そう言うと、1人目の彼女は尻餅をつく勢いで、思いっきり座った。


「うぐっ!」
僕は、思わず呻き声を上げる。しかし、それでも彼女は容赦なく全体重で座り、足を組んでリラックスし始めた。


「ふぅ、意外にいいかもね?」
彼女は、そう言いながら顔の凹凸感を楽しんだ。
周りで見ている女性達は、写真や動画を撮り始めた。
お母さんは、そんな光景を呆れたように見ている。


「敷人、苦しくないの?」
お母さんが、僕に尋ねる。


「.....」
僕は、返事できなかった。というのも、彼女のお尻の重みで口を塞がれているからだ。
しかし、それでも彼女は容赦しない。僕が苦しそうにしていると、周りから笑い声が聞こえてくる。


「あははっ、敷人君、苦しそう!」


「でも、椅子なんだから耐えるしかないんだよ?」


「そうよ、だって、敷人君がそうして欲しいって言ったんだから」


「ふふっ、この子、ほんとに面白いわね」


「こんな趣味の人、初めてだわ」


「あら、どうしたの?もう限界?」


「まだまだ、これからだよ?」


「あと6人いるんだよ?」
そんな事を言っているうちに、1分を告げるアラームが鳴った。
彼女は、渋々といった様子で立ち上がり、僕から離れる。

そして、2人目の女性が、僕に背を向けて立った。
僕は、息を荒げながら、女性のお尻を下から見上げながら待った。そして、彼女も勢いをつけて、風船割りの要領でドンっ!と思いっきり座る。


「ふぐっ!」
僕は、再び呻き声を上げる。しかし、それでも彼女は容赦なく全体重で座り、足を組んでリラックスし始めた。


「本当だ。意外と良い感じ!」
彼女は、そう言いながら、僕の顔の感触を楽しむ。


「なんか、無抵抗の子供を拷問してる感じでゾクゾクしちゃうわ」
彼女は、そう言いながら、みんなと楽しそうにお喋りしている。
僕は、必死になって耐える。するとアラームが鳴り、彼女は僕の顔から降りた。
そして、3人目の女性が、僕の前に立ちはだかった。


「次は私だよ。さっきの2人より重いかもよ?」
彼女は、そう言うと、風船割りのように思いっきり座った。


「ふぐぅ!」
僕は、また呻き声を上げる。彼女は足を上げて、100%の全体重で僕の顔を押しつぶしてきた。
僕は、苦しさに悶える。しかし、それでも彼女は容赦しない。


「ふふっ、楽しい!」
彼女は、そう言いながら、足を組み始めた。そして、その体勢のまま僕に言う。


「苦しい?」
僕は、なんとか答えようとするが、口が塞がれているため言葉にならない。しかし、彼女はそれを察して言う。


「ふふっ、苦しいよね?でも、仕方ないよね?」
そして、そのまま足を組み替えながら、僕の顔に座り続けた。
アラームが鳴り、彼女が降りた時、僕は顔から血を出していた。周りから笑い声が上がる。


「きゃー、痛そう!」


「血が出てるよ?」


「大丈夫?」


「まあ、これくらいしないと『物』にならないよね」


「そうね、この子の望みなんだし」


「うん、その通りだね」
お母さんは、呆れながら僕に言う。


「敷人、本当にこれでいいの?」


「うん、僕の顔は、みんなが座るためのものだから、一切気にして欲しくないんだ!もっと乱暴にして欲しいくらいだよ!」
僕がそう言うと、お母さんは諦めた様子で言う。


「そう、わかったわ。じゃあ、また次の人に代わるわね」
そして、4人目の女性がスタンバイした。


「じゃあ、いくわよ?」
そして、その女性も思いっきり座った。


「ぐふっ!」
僕は、また呻き声を上げる。


「こんな風に乱暴にされたいんでしょ?」
彼女は、そう言いながら、自分のお尻を何度もバウンドさせる。


「ぐふっ、ぐふっ、ぐっ、ぐっ」
僕は、その振動で呻き声を上げ続けた。
しかし、彼女は容赦しない。


「ほら、もっと苦しめ!」
そう言って、さらに強く叩きつける。そして、またアラームが鳴り、彼女が降りた。


「ふふっ、楽しかった」
彼女は、そう言うと次の女性に移る。
僕は、必死に呼吸を整えた。

5人目の女性は、僕の前に立つと、僕を上から見下ろす。
「なんか、自分が悪者になった気分だよ」
そう言って、彼女は思いっきり座った。


「ぐっ!」
僕は、その衝撃で思わず仰け反る。しかし、それでも彼女は容赦なく全体重で座り、足を組んでリラックスし始めた。


「あははっ、結構楽しいかも!」
彼女は、そう言いながら、僕の顔に座り続ける。


「どう?私のお尻は?気持ちい?」
僕は、無言のまま苦しみに暴れる演技をしてみた。


「ふふっ、暴れてるね。そんなに苦しいの?でも、椅子なんだから許して貰えないんだよ?」
彼女は、そう言いながら、僕の上に足を組んで座り続ける。


「ふふっ、なんか癖になりそう。」
彼女は、そう言いながら、足を組み替えて座り続けた。
やがてアラームが鳴り、彼女が降りた。そして、次の女性に移る。

「ふふっ、次は私ね」
6人目の女性は、僕の前に立ちはだかった。


「私は、一番重いから、覚悟してね」
彼女は、そう言うと、僕に向かって全体重で座る。僕は、必死に足をバタつかせた。当然演技だ。


「あら、結構抵抗するのね。」
彼女は、そう言いながら、僕の顔に座り続ける。


「ふふっ、楽しい!思いっきり叫んでいいのよ?」
僕は力一杯叫んでみた。


「ぐうっ、ぐぐっ、ぐぐっ」
しかし、それでも彼女は容赦しない。僕が必死に足を動かして抵抗するのを見て楽しんでいるようだった。


「あははっ、かわいい!」
そして、彼女は思い切り全体重で座り、僕の顔を尻肉で押し潰した。僕は苦しさに呻く。


「敷人君の声がお尻に響いて、なんか気持ちいいわ!もっと叫んで頂戴!」
彼女は、そう言いながら僕に座り続ける。


「ぐっ、ぐふっ、ぐうっ、ぐぐっ」
僕は必死に足をバタつかせた。
しかし、それでも彼女は容赦しない。何度も何度も全体重で座り、僕の顔を尻の肉で押し潰した。僕は苦しさに呻く。


「ふふっ、気持ちいい!もっと叫んで頂戴!」
彼女は、そう言いながら僕に座り続けた。
そして、アラームが鳴り、彼女が降りた。僕は顔を真っ赤にしながら咳き込む。


「ぐっ、ぐはっ、ぐふっ、ぐふっ」


「あははっ、苦しい?でも、それが『物』の喜びよ」
彼女は、そう言いながら次の女性に移る。
最後の7人目はお母さんだ。


「じゃあ、最後は私ね」
そう言って、お母さんは僕の顔に座る準備をしている。


「じゃあ、行くわよ?」
お母さんは、僕の顔に座ると思いっきり体重をかけた。そして、足を組んでリラックスし始める。
僕は、無言のまま、お母さんのお尻の感触を楽しんだ。そして、お母さんは楽しそうに言う。


「なんか、敷人の顔って、こうやって座るためにあるんだなって実感するわね」
そう言いながら、僕の顔に座り続ける。


「なかなか良いわね?」
僕は、必死に抵抗するふりをした。すると、お母さんは楽しそうに言う。


「あははっ、そうやって抵抗しているところが最高だわ」
そう言いながら、僕の顔に座り続ける。僕からはもう声にならない呻きが聞こえるだけになった。それでも、お母さんは容赦なく全体重で座り続けた。
僕は苦しい演技をする。


「ぐっ、ぐふっ、ぐふっ」
お母さんは楽しそうに言う。


「あははっ、敷人の苦しそうな声、癖になりそう」
僕は必死に足をバタつかせた。しかし、お母さんは一切遠慮しない。


「ふふっ、楽しい!」
そして、アラームが鳴り、お母さんが降りた。


「ふふっ、どうだった?『物』になった気分は?」
お母さんは、楽しそうに言った。
僕は、息が荒くなっていた。


「うん、みんな重くて凄く楽しかったよ」
僕がそう言うと、お母さんは満足そうに頷いた。


「それは良かったわ。どう?満足した?」


「うん、でもあと一つ。今度は7人全員で僕の全身に座って欲しいんだ」
僕がそう言うと、お母さんは驚く。


「7人全員で?」


「うん、7人がかりで僕の全身を潰して欲しいんだ」


「それって、重すぎない?」
お母さんは心配そうに言う。しかし、僕は構わず言った。


「お願い!みんなの体重を全身で感じたいんだ!」


「そう、そこまで言うならわかったわ。じゃあ、早速やりましょうか」
お母さんは、そう言うとみんなを集めた。そして、全員を僕の前に並ばせる。


「じゃあ、みんな並んで」
お母さんがそう言うと、7人が横一列に並んだ。


「あ、そうだ。どうせなら、僕が暴れられないように縛って欲しい」
僕がそう言うと、お母さんはガムテープで両手両足をぐるぐる巻きにし、口もテープで塞いだ。


「これで、もう動けないわね。逃げれるもんなら逃げて良いわよ?」
お母さんは、そう言って笑った。


「じゃあ、みんな?遠慮なく思いっきり潰してあげてね?」


「じゃぁ、いくわよ?せーの!」
お母さんの合図で、7人が同時に僕に全体重をかけて座った。僕の体は、ぎしぎしと悲鳴を上げる。


「ぐふっ!」
僕は、思わず呻き声を上げる。しかし、それでも彼女達は容赦しない。


「私たち7人で、10歳の子供を重圧責めで拷問してるんだね?」


「敷人君、どんな気分?」


「この体重の暴力、たまらないでしょ?」


「もっと苦しんで!」


「全身で、私たちを感じて!」
お母さんが楽しそうに言った。


「敷人、思いっきり叫んでみて!」


「ぐふっ、ぐぐっ、ぐぐっ」
僕は、思いっきり叫んだ。


「あは、お尻に声が響いてきて気持ちいいわ!」


「もっと、もっと叫んで!」
お母さんは楽しそうに言う。


「私も敷人君の声を感じたーい!」


「敷人君、もっと鳴いて!」
そう言いながら、女性達は場所を次々と交換し、僕の叫び声をお尻で感じて楽しんだ。


「ふふっ、最高だわ!」


「7人がかりで全身に乗って、私達の体重で潰してあげるなんて、凄く興奮するわ!」


「ねぇ、敷人君。私たちに潰されてどんな気分?」


「うぐっ、ぐぐっ、ぐはっ」


「あははっ、楽しい!」
僕は、苦しさのあまり暴れているが、決して演技ではない。本当に苦しくなっている。
しかし、それでも彼女達は容赦しない。


「ねえ、敷人君。暴れていても、もどうせ演技なんでしょ?バレてるんだよ?」


「敷人君、本当は気持ちいいんでしょ?正直に言いなさい!」


「........」
僕は喋る事が出来なかった。


「私達って、なんか残酷な事してるわね?」


「うん、そうね。でも、この子が望んだ事だから仕方ないわ」


「そうね、私達がこの子の望みを叶えてあげないとね」


「だってこれは、敷人への誕生日プレゼントなんだから」
お母さんがそう言うと、みんな一斉に笑った。


「あは、そうよね」


「じゃあ、敷人君?もっともっと私達を味わってね?」
僕は最後の力を振り絞り、全力で叫んだ。


「ぐふっ!ぐぐっ!ぐぐっ!」
そして、ついにアラームが鳴り、みんなが降りる。
お母さんは僕の顔に近づき、ガムテープを剥がしてくれた。


「敷人、どうだった?」


「うん、最高だったよ」
僕は、呼吸を整えながら答える。


「敷人、まだ続ける?」
お母さんは心配そうに言う。しかし、僕は即答した。


「じゃぁ、最後に、僕の上にみんなで立って!それで、記念写真撮りたいなぁ」


「良いわよ、わかったわ」
みんなは、各々テーブルなどにスマホをセットし、タイマーを10秒に設定した。
僕は仰向けで、みんなに乗られるのを待っている。


「じゃぁ、撮るわよぉ、せーの!」
みんなは同じタイミングでシャッターを押し、僕の顔から足先まで隙間なく立った。
撮れるまでの10秒間は、重圧に耐えるだけだったが、結構長く感じた。


「誕生日、おめでとう!」
パシャ!
そして、撮れた写真を確認すると、そこには7人の成人女性が、仰向けの小さな子供の顔から足先まで、ギュウギュウ詰めに体中に隙間なく立ち、満足そうに笑っている姿が写っていた。


「みんな、ありがとう!最高の誕生日プレゼントだったよ!」
僕は、感謝の言葉を口にした。


「どういたしまして!」


「こんなんで良かったら、いくらでもプレゼントしてあげるわよ」


「また、やろうね!」
みんなは笑顔で答えてくれた。

「じゃぁ、残りのケーキ食べちゃいましょ?」
お母さんはそう言って、ケーキを切り分けると、みんなと一緒に食べる事にした。


「せっかくだから、食べる間は、僕の上に座ってて欲しいなぁ」
僕は、みんなにお願いしてみた。


「良いわよ」
みんなは快く承諾してくれた。そして、僕の上に座ると、ケーキを食べ始める。
(あぁ、幸せだなぁ)
僕はそう思いながら、みんなの重さを全身で感じていた。


「敷人、大丈夫?重くない?」
お母さんが心配そうに聞いてきた。


「うん、大丈夫だよ。この重さが良いんだよ」
僕は笑顔で答える。


「そう、なら良かったわ」
お母さんは安心したように微笑んだ。
そして、みんなでケーキを食べ終えると、30分程で僕の上から降りていった。


「じゃあ、そろそろ帰るわね?」


「うん、今日はありがとう!」


「またね!」


「また、遊ぼうね!」
そして、みんなは帰っていった。

今日は僕にとって、今までで一番幸せな誕生日になったのだった。