これは私と夫、そして義理の弟との顔騎物語である。

 

優しくて大切にしてくれる夫と結婚して早1年。マイホームも建て、不自由ない生活。

専業主婦で毎日が幸せで充実していた。でも私的には、そろそろ子供が欲しい。

月に三回位、夜の営みはあるけれど物足りなかった。そんなある日、夫が仕事に行き寝室の掃除をしていると夫のパソコンが開きっぱなしになっていた。

どうやら電源も入ったままだった。

「もお~だめじゃない」

電源を切ろうとマウスを動かす。すると画面に女の人が下着姿で男の人の顔に座っている動画が映った。

「何これ!?」

動揺して間違えて再生ボタンを押してしまった。男の人の顔に乗っている女の人は楽しそうに笑っていた。

すぐさまパソコンの履歴を調べてみた。すべて同じジャンルのものばかりだった。これは顔騎とよばれるプレイだった。

 

ここで私のなかで謎が解けた。

あまり夜の営みをしようとしない夫・・・。夫はセックスよりも顔騎が好きだったのだ。

 

夜、試しに夫を誘ってみる。

「ねえ、あなた、いいでしょ・・・」

「ごめん・・・疲れているんだ。また今度な」

そして私は言う。

「顔騎って知ってる?」

夫は飛び起き

夫「おまえ、まさか・・・・」

私「そう、偶然パソコン見ちゃったのよ。あなたが顔騎好きとはね・・・」

夫「ごめん、隠すつもりはなかったんだけど・・・女性のお尻で顔に座ってもらうと快感なんだ。」

夫の話によるとキッカケは子供の頃、夜中トイレに行きたくなりトイレに向かっていると両親の寝室から、うめき声がする。

ちょうどドアが少し開いていたので覗いてみると母親が下着姿で父親の顔に座っていた。

うめき声は息ができずに苦しんでいる父親の声だった。

最初は見てはいけないようなものを見てしまったような気分だった。でも、なぜか目が離せなかった。

「はあ、はあ・・・」

興奮している自分がいた。

僕も女の人のお尻に座られたい!!!!そう思うようになった。

それから、ちょくちょく夜中に起き、こっそり両親の顔騎プレイを盗み見するようになった。

月日は経ち、何人かの女性とお付き合いしたらしいが、顔騎を理解してもらえずそれが原因で別れた人もいたらしい。

 

夫「なあ、1回だけでいいから俺の顔に座ってくれないか!?」

私「えっ・・・ちょっと考えさせて・・・」

まさか自分の夫が顔騎好きだったなんて・・・・

ショック・・・というか何とも言えぬ気持ちだった。

(こんなこと誰にも相談できない・・・・)

いや、1人だけいた。幼馴染でもあり親友のA子だ。彼女には何でも話してきた。いつも自分のことのように考え心配してくれる彼女。

でも・・・こんな話さすがに引かれないかしら?不安であったが覚悟を決め、A子に電話する。

久々のA子の声はいつもと変わりなく嬉しい気持ちと緊張で手が震えた。

世間話をした後、私は話を切り出した。

「あのね、ちょっと相談があるの。夫のことなんだけど・・・」

―A子は黙って話を聞いてくれた。電話なのでA子がどんな顔で話を聞いていたかは分からないが、いつもと変わらない明るい声で答えてくれた。

「別に浮気されているわけでもないんだし試しに旦那さんの顔に座ってみたら?案外楽しいかもよ?気楽に考えなよ」

そう言われた。電話を切り私は考える。

(そうよね、別に浮気されたわけでもないし・・・夫は私のことを大切にしてくれてるし。)

夫の優しい笑顔が浮かんだ。試しに座ってみるのもアリかな・・・

その晩、夫が仕事から帰宅し私「昨日の事なんだけど・・・あなたの顔に座っても良いわよ?」

夫「ほ、本当か!?嫌になったら、すぐ止めていいから!ありがとう!!!!今晩、頼む!!」

夫は本当に嬉しそうだった。その晩、私は下着姿で夫の顔に座った。

乗った瞬間、生暖かい感触と、くすぐったさに動揺したが不思議なものですぐ慣れた。

座ってから数分後、夫が苦しそうにもがいてきた。

(どうしよう・・・離れた方がいいかしら?)

そう思った時、私の脳裏に先日観た顔騎の動画が流れ出した。

動画の女性は苦しんで、もがかれても無視し笑いながら座っていた。

しまいには男性をビンタし、また座っていた。

私も動画のように苦しむ夫を無視し座り続けた。

夫「はあはあ・・・女王様お願いします・・・もっと、もっと」

いきなり何を言い出すかと驚いたが、

(私が女王様・・・いいわね・・・フン)

そんな感情が私のなかを駆け巡った。

(私は女王様・・・女王様・・・)

苦しむ夫に今度はビンタを喰らわした。

「うるさいわね!あんたは椅子なのよ?分かる?椅子!!!!」

咄嗟に出た言葉だった。自分で自分にビックリした。

(私ってSだったのかしら?なにこれ、楽しい・・・)

気付くともう二時間経っていた。とりあえず今日はこれで終了にした。

夫「すごく良かったよ!!!!経験あるの?ってくらい上手かった!!!お願いだ、また座ってくれないか?」

私は考える間もなく

「良いわよ。私も楽しかった!女王様になれるって気分良いわ!」

それからというもの、私はほぼ毎日、夫の顔に座り続けた。

今までも夫婦仲は良かったが今は、もっと良くなった気がする。

私自身、顔騎プレイをすることでストレス発散にもなっていた。

そんなある日、義理の弟、つまり夫の弟が仕事の出張で私達が住んでいる地域へ来たため家に泊めることになった。

義弟は双子なんじゃないかと思うくらい夫に瓜二つなのだ。

「義姉さん、久しぶり!お世話になります!!」

まだ夫は帰ってきていなかったが私は義弟を家に入れ、他愛もない会話を楽しんでいた。

義弟に淹れてあげたコーヒーが無くなりかけていたので

「またコーヒー淹れるわね」

私は立ち上がりキッチンに立った。

義弟に背を向けている状態だったが何やら熱い視線を感じる。

(もしかして義弟に見られてる・・・?)

おそるおそる後ろを振り向く。義弟は私のお尻辺りに視線を向けていた。

私の視線に気付いたらしく慌てて視線をづらし笑顔を向けてきた。

私もニコッと笑ってみせる。

(お尻見られてた・・・・?)

そう思いながらも、義弟にコーヒーを出し、また他愛もない会話をしていた。

私「いけない!もうこんな時間!夕飯の準備しなくちゃ!!」

義弟「あ、じゃあ俺は部屋に行って仕事するよ」

そう言って義弟は部屋に向かって行った。

夕飯が出来上がった頃、夫が帰ってきた。

久々の兄弟の再会・・・夫も嬉しそうだった。

義弟が風呂に入っている時

夫「今晩も座ってくれるだろ?」

私「え!?今日はまずいでしょ・・・聞こえちゃう」

夫「弟は2階だし大丈夫だよ。」

私「う~ん・・・分かったわ」

渋々OKした。

その晩

夫「はあはあ・・・許してください・・・はあはあ・・・」

私「うるさいわね!あなたは私の椅子なのよ!!」

いつも通り、夫と顔騎プレイを楽しんでいた。

義弟がそれを観ていたとも知らずに―

翌日、夫は仕事へ。

今日は義弟は仕事が休みらしく家には私と義弟2人きりだった。

朝食を食べ片づけをしていると後ろから

義弟「義姉さん・・・兄さんが顔騎好きなの知ってたの?」

思わず洗っていた皿を落としそうになった。

私「え?・・・何のこと?」

義弟「ごまかさないでよ。俺、昨晩観ちゃったんだ。義姉さんと兄さんが顔騎プレイしてるのを・・」

私「み、見てたの!?」

義弟「偶然だよ。喉が渇いたからキッチンに行こうとしたら義姉さんの怒鳴ってる声が聞こえたから喧嘩してんのかと思って観たら

義姉さんが兄さんの顔に乗ってんだもん。ま、俺は昔から兄さんが顔騎好きなの知ってたけどさ。」

言い返す言葉が無く黙っていると

義弟「実は俺も顔騎好きなんだ。俺も兄さんも実家に居た頃、兄さんの部屋に顔騎ビデオが置かれてて、

てっきりAVかと思って観てみたら顔騎だったんだ。興奮したよ、世の中にこんなプレイがあるのかって。

義姉さんのお尻、すごくいい形してるし理想のお尻なんだ。俺の顔にも座ってくれないか!?」

驚きだった。まさか義弟も顔騎好きだったなんて・・・。

義父、夫、義弟・・・親子揃って顔騎好きとは・・・。

しかし、この頃の私は顔騎の楽しさを知ってしまっていて夫以外の顔面椅子にも座ってみたいと密かに思っていた。

それに義弟は知らない人でもない。でも、もし夫にバレたらどうしよう・・・

夫と義弟は仲がよく兄弟でもあり友人のような関係だった。

(これが原因で仲が悪くなったらどうしよう・・・それに離婚になったら・・・)

しかし人間とは欲の方が勝る生き物である。

でも・・・義弟は違う地域に住んでいるし滅多に会うこともない。

今日だけなら・・・夜まで夫は帰ってこないし・・・

私「分かったわ。ただし今日だけね。主人にバレたくないから。」

義弟「分かったよ。ありがとう」

2人で寝室へ向かう。私は服を脱ぎ、下着姿になった。

当然ながら義弟の前で下着姿になったことなんてなかったから恥ずかしかった。

義弟「いいよ、義姉さん・・・凄くいい・・・もっとお尻見せて・・・」

義弟は興奮しながら、しばらく私のお尻を見つめていた。

(いつまで見ているんだろう・・・早くこの椅子に座りたいのに!!!)

だんだんイライラしてきた。

私「ねえ!早く座りたいんだけど!!!」

強い口調で言うと義弟は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに今まで見せたことのない顔で

義弟「お願いします・・・」と言った。

義弟の顔に座る。

(あら?夫より座り心地いいかも・・・)

あまりにも座り心地が良すぎて時間を忘れて座っていた。

何度も何度も苦しんでもがく義弟。

(この椅子、座り心地はいいけど耐久性が無いわね・・・調教してやらないと!)

私「あんた椅子でしょ!?椅子っていうのはね、静かな物なのよ?調教してあげるからよく覚えておきなさい!!!」

それから、どのくらいの時間が経っただろうか。

―ガチャ

突然、部屋のドアが開いた。

なんと、そこには帰ってくるはずのない夫が立っていた。

全身、血の気が引いた。顔が青ざめていくのが分かる。義弟も同じだった。

私「あ、あなた、どうして・・・・」

義弟「に、兄さん・・・」

私達2人とは違い夫は真顔から笑顔になり

夫「仕事が早く片付いたから帰ってきたんだよ。そしたら、お前達、顔騎プレイしてるから

しばらく拝見させてもらったよ」

そんな夫に拍子抜けの私達。

義弟「兄さん怒らないの?」

夫「怒る?なんでだよ?怒る理由が無いじゃないか。俺は、お前も顔騎好きなの知ってたよ。

昔お前がコソコソ俺の部屋から顔騎ビデオ持ち出して観てるのも分かってた。やっぱり兄弟なんだな。

俺の奥さんの尻良かっただろ?」

義弟「でも・・・兄さんごめん・・・黙ってこんなことして・・・」

私「あなた、ごめんなさい・・」

夫が怒ってないことに安心したが、夫に隠れてこんなことをしてしまった事に罪悪感が生まれた。

ところが夫は驚くことを口にした。

夫「よーし!!これで隠し事は無しだ!!!これからは俺と弟の2人、お前の椅子にしてくれ!!」

なんと夫は、これからも義弟とプレイするのを許してくれたのだ。

そして互いに撮影し合おうと。

この日を境に私には2つの椅子ができた。

義弟もこの件があってから頻繁に家に来るようになった。

(私は2人の女王様・・・将来生まれてくる我が子にも椅子になってくれるよう調教しなくちゃ。)

でもこのことはまだ私だけの秘密❤

―END―

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